居抜き物件の審査基準と法人の財務状況
賃貸物件を借りる時には、たいていは審査があります。
入居しても問題無い人物かどうかが、賃貸会社によって審査される訳です。
もちろん審査に通れば、入居する事ができます。
逆に審査落ちになってしまう事も稀にあるので、注意を要します。
ところで居抜き物件にも、同じく入居審査はあります。
それでこのタイプの物件の場合は、信用面が重要です。
そもそも居抜きという物件を借りる方々は、法人が多いです。
それで賃貸会社が法人を審査する時には、総じて財政面などを重視する傾向があります。
つまり決算状態が健全であるかどうかが、見られる訳です。
ですから、例えば赤字の有無などは1つのポイントになります。
また滞納などが無いか否かも、審査項目の1つです。
総じて財政状況が健全な法人としては、居抜き物件の審査にも通りやすい傾向があります。
居抜き物件の交渉成功率と駅からの距離の関係
法人が賃貸物件を借りる時には、交渉が行われる事も頻繁にあります。
例えば賃料交渉です。
様々な予算の問題もありますから、賃料を下げて欲しいと交渉している法人も少なくありません。
ところで居抜き物件の交渉が成功するか否かは、様々な要素に左右される傾向はあります。
その1つが、物件の立地です。
そもそも居抜きという物件は、とても多彩な場所に立地している事は間違いありません。
駅近くに物件が立地している事もあれば、やや離れたエリアの物件もあります。
それで駅近くにある物件は、交渉の成功率はやや低めな事が多いです。
というのも多くの法人が、駅近の物件を希望しているからです。
競合他社が多くなれば、必然的に成功率も低くなる傾向があります。
ですから交渉を成功させたい時には、駅からやや離れた物件で検討してみるのも一法です。
商売を始める際に居抜き物件を選ぶ
居抜き物件のイメージと言えば内装費が抑えられるメリットはあるものの、同じ場所に同じ業態の居抜きであれば流行らないイメージのある人も多くいます。
居抜きを選ぶ際のポイントとして自分のお店のイメージに近い内装であるかどうかを確認し、必要になる改装費がどれくらいかかるのかを業者に相談してみる必要があります。
前のお店がなぜ閉店したのかを調べる事によって、経営の行き詰まりが原因で無い事が判明する可能性があります。
同じ業態で出店する場合でもメニューやイメージを変えてしまえば売り上げが良くなる可能性も十分にあります。
居抜き物件を探す際に不動産屋さんに自分のイメージする店がどのような物件であるかを相談して、最適な物件選びをする事も大切です。
不動産屋さんがなぜ前の店が閉店してしまったのかを知っている場合もあるので、確認してみてその原因を断つ事が出来る店づくりをする事が重用です。